ジャバ バー 場所
— あなたとネットフリックス (@toby_net) February 10, 2017
ジャババーが見つからない。これだから地方都市は困る。
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おおっと、肩と肩がそっと触れ合う瞬間、感じる運命。見つめ合う瞳。互いに気になりつつも、もう二度と会うことはない。
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19世紀には、ジャババーはこの建物と建物の隙間にあった気がしたが…
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この辺にたしかにジャバの気配を感じた。… 何か見慣れた看板がある。…無料!無料案内!?
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名案内コナンとは一体…。 かのシュワルツネガーも扮したあのコナンがジャバのダウンロードを導いてくれるとでも言うのだろうか?
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こうこうと目立つネオンは、たかだかに掲げる王者の剣が光り輝く様子を模したかのようだった。
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そのとき、視界に入ったフードの人間。ジャバ仙人?いや、彼は今電車のはず
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ハッと辺りを見回すとフードは消えていた。そして最初から無かったかのように、ジャバの気配は消え、辺りにはネオン街とすでにできあがった部族の死体が転がっていた
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ジャバは幻だったのか
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たしかにあの時感じた無料の空気はジャバそのものであり、かつて建物の隙間に挟まっていた何かを感じさせるものであった。
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19世紀に見たものなど、断片的な記憶であり、最初から無かった、もしくは書き換えられた記録かもしれない。
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人間は、過去の記憶を都合よく書き換え、自分では気が付かないものだ。その理想的な記憶の中では、
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その記憶の中では、種子島に火縄銃と一緒に、ジャバが伝来し、当時の当主が痛く感激していたとしても、どうでも良いことだ
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話を古代ローマに戻そう
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時系列がおかしいのは、サポートベクターマシンの影響に違いない。何でも、マシンで処理すれば問題が解決すると思ったら大間違いだ。
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部族の集団を右へ左へと交わしながら、我々は一つののれんをくぐった。のれんは手動だったので、手を添えるとガラガラと音がした。
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店員「何名さまですか?」
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我々「…一人です」
店員「お一人さま、カウンター席でおながいしまーす」
我々は、荷物をおろしカウンターへ陣取った。
入口から近く位置するカウンター席は、我々にとっては都合がよく、出入りの部族を観察するには最適であった。
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ソフトドリンク飲み放題を注文。いよいよメニューを見ながらサイフを気にしていると、我々が目的としていた部族が次々に、押し寄せてきたのだ。
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最初の部族は予約していたのだという。次の、さらに次の部族もそうであった。なるほど、通常は予約して利用するものなのか。
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部族が出入りする度に、室温は外と均衡がとられ、我々は涼しさを得られた。
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外に無料の気配がする。無料を逃すわけにはいかない。すぐさま、我々は会計を済まし、外へと駆け出した(648円、安上がりだ)
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飲み屋で飲んで帰る。何と理想的な利用だろうか?唯一味わったものが、ソフトドリンクというのが、現代的ですらある。
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無料の気配を追い、我々はさらにジャングルの深くまで潜っていった。
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『花金の実態 ー 明朗会計 648円になります!』より抜粋
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