特ダ課 事件簿

メイカー編

「容疑者、ラストが現れたとの情報!」
「何!?連続コンパイル事件のラストが!?出動だ!」

特殊ダウンロード犯罪捜査課(通称: 特ダ課)の長い日が始まる

— コピペ用: █████████ (@toby_net) 2017年7月26日

(ドローンが飛び交う現場)
「ん? この装置は…」
「アッ、警部、それに触れては」
「アジッ! アツッ! 」

警部は指の熱さを和らげるため、すぐさま唇を掴んだ。結果的にうすい唇は腫れ上がった。

— コピペ用: █████████ (@toby_net) 2017年7月26日

「この熱い鉄板は3Dプリンタか。」
「はい、かなり旧式のものと思われます。」
「まだ、熱い。ヤケドするほどに。容疑者ラストはまだ遠くに行っていないはずだ!」
「いえ、それが」

— コピペ用: █████████ (@toby_net) 2017年7月26日

「それが、印刷時間 68420秒と表示が残っていまして…」
「それがどうした」
「おそらく容疑者は一週間前に3Dプリンタセットし、そのあと出かけたものかと」

— コピペ用: █████████ (@toby_net) 2017年7月26日

「電力使用量を見ても一週間は留守にしていたようです。また、生活に必要な衣類等は、持ち去ったあとがあります。」
「逃げられたか… では何のためにこのプリンタを」
(ウィーン、ガシャ)

— コピペ用: █████████ (@toby_net) 2017年7月26日

(ウィー、ガシャ。ガシャ。)
機械音の直後、耳が張り裂けそうな射撃音が続いた。およそ数十秒であったが、捜査員と近くのドローンを藻屑にするには十分な時間であった。穴だらけの壁。その隣の壁を破壊しながら仰々しい破壊者が現れた。青く光るLEDが昔の家庭用ルーターを思い起こさせる。

— コピペ用: █████████ (@toby_net) 2017年7月26日

3Dプリンタの影に隠れていた警部は無事であった。負傷した右手をしばると、慣れない手つきで打電。特ダ課の捜査員スカラへと連絡した。

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「両手で端末を使えるようにしておくべきだった」とつぶやきながら、対センサー閃光弾を取りだす。影からするりと閃光弾を転がすと、警部は防護服のシャッターを下ろした。

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「こんな化物はスカラにまかせるに限る。相手してられねえ。」
機械的な「化物」が警部へと旋回すると同時に、閃光弾が炸裂、当たりは意味不明となった。

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「化物」は激しく振動しだしていた。ノイズ混じりの爆音の中から、バギギギ、ガギギギときしむ音が聞こえる。とつぜん機械はひっくり返ると、その四足の足を懸命にかきはじめた。

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「試しに一発」警部は防護服のシャッターを締めたまま、腕から伸びた銃身を向ける。パスンと鳴った音は、警部のみに伝わった。カコンと鳴ったかは解らぬが、「化物」への手応えは無かった。

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「あっ、こりゃアカンやつや。」

慌て、飛び出していたまま窓を蹴破ると、8階から地上へと落下した。

「スカラ!あとは任せた。こちら住民避難を優先する」

— コピペ用: █████████ (@toby_net) 2017年7月26日

その頃、スカラは2037年に来ていた。2038年問題の対応中に駆り出されていたのだ。

「ヒト使いの アライコッテ…。」

常駐先を飛び出し、いつもの一輪に載ると、青白い光を放ち、2038年へと向かった。

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『特ダ課 事件簿 〜 メイカー編』より抜粋

— コピペ用: █████████ (@toby_net) 2017年7月26日

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