特ダ科事件簿

ジャバ仙人が会見「(ジャバを)本質的には分かっていない」

誰もが納得しかけたそのとき！
— 超越的小学二年生 (@toby_net) December 7, 2017

フラッシュが断続的に炊かれる中、蒼い録音マイクから鋭利な針が飛び出した。
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わずかに影を残し、かわすジャバ仙人。壁に刺さり揺れる針。
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護衛にあたっていたジャバSE(セキュリティ・エンジニア)らは、暗殺者を取り押さえた。
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特殊ダウンロード犯罪捜査科(以下、特ダ科)のあなたは、すでに落ち着いた現場に到着した。
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あなた「蒼いジャバボタンを模した暗殺器具か…」
あなたが透明なカバーに包まれた証拠品をつまむ。

そこに、割り込むスカラ。
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フルフェイスを外さぬまま、スカラはあなたと捜査官の間に割り込む。

スカラ「ノットジャバ派、それとも内部の犯行カ。いずれにせよ、狙われたのが仙人でよかったナ」
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あなた「あのなあ… 狙われてよかったなんてこたぁ」

スカラは、まだ壁に刺さったままの針を抜いた。

あなた「おい、それは証拠品の…」
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スカラは片手に持っていた小さなゴーファー(そこらの路地で捕まえていたのだろう)に針をすり付けると、その小さなマスコットは、すぐにぐったりした。
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あなたはゴクリと唾を飲んだ。下手なジャバエンジニアであれば、かわさずにとっさに針、そう毒針を掴んでいたと思うと、鳥肌が立っていた。
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スカラは「いずれにせよ、容疑者は何も吐くまい。針は借りるゾ」と言い捨て、現場を出ていった。
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会場の外からは、自動一輪の駆動音が聞こえていた。会見会場のある階層まで、自動一輪で上がってきたのだろうかと、周囲の捜査官は呆れていたが、あなただけはいつもの事かと、あきれ顔であった。
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『特ダ科事件簿』より抜粋。
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