チーム・ワーク

「ウーム…」眉をひねりながら、相手デスクを確認。 外付けディスプレイが邪魔をし、表情は分からない。

「やはり Go のジェネリックスは罠なのか……?」

気を取られている間、デスク横のガラスには、うっすらと宿敵のニヤけた顔が映っていた。

— ドーナツの穴 (@toby_net) March 7, 2017

そうこうしている間に、後輩が Go を dis り始めてしまった。

「しまった。 やられた…」
「何かまずかったのですか。」同僚が疑問を投げかけた。
「いや、もう遅いのだ…」

相手デスクのニヤケマスクは、表情を隠すでもなく、そのまま立ち上がった。

— ドーナツの穴 (@toby_net) March 7, 2017

「何だよこれ、いまどきジェネリックスもねえの?」
「Go の事だね。何か困ったことはあるかい」
「はぁ? 誰だおめえ?」

— ドーナツの穴 (@toby_net) March 7, 2017

どちらかと言うと、社会性が心配だ。そう思いやがら、あなたは後輩に一言かけようとしていた。我慢の一手だ。言えば短期的には解決する。しかし、社会を生き抜くには、自分で気が付かねばならない。

— ドーナツの穴 (@toby_net) March 7, 2017

「Go が、ジェネリックスが、どうかしたって??」ニヤケ顔はいつの間にかこちらにいた。上から見下ろすように、パーティーションを覗いていた。

— ドーナツの穴 (@toby_net) March 7, 2017

こちらを覗き込む物体。180mmはある高さにはパーティーションなど、峠に仕掛けられたワイヤーロープのようなものだった。

— ドーナツの穴 (@toby_net) March 7, 2017

しばらくは怒号混じりの「議論」が続くだろう。が、Go言語dis に構うほど、人生は長くない。あなたは、等身大デューク人形を身代わりにすると、そっと、喫猫室へと向かうのだった。

— ドーナツの穴 (@toby_net) March 7, 2017

もふもふのワガママボディが飛び交う中、あなたは猫を吸引しながら、今日の夕飯について思いを巡らせるのであった。

— ドーナツの穴 (@toby_net) March 7, 2017

『チーム・ワーク』より抜粋

— ドーナツの穴 (@toby_net) March 7, 2017

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