チームビルディング2 ~ 怒りのアサーション ~

コミッタらがパッチを納屋に運び込んでいる。納税である。「ご苦労だった。」マネージャの面持ちをしたマッスル豊かな人間が語り始めた。

— ジャバから始まる工場勤務 (@toby_net) April 21, 2016

「褒美をくれてやる。」一瞬にしてマネージャの太い腕は、銃身へと変わった。ジャバッバッバッバッ……。 発せられ銃声。 コミッタは倒れた。額には「LGTM」と読み取れる穴が開いていた。

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蜂の子を散らすように、残りのコミッタらは散り散りになった。納税中のパッチを放り投げるものもいた。 コミュニティの崩壊である。

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「チッ、情けない奴らめ。」 筋肉質のマネージャは、器用にも葉巻を加えたまま話し続ける。「俺の若いころは、『LGTM』なんかなかったぜ。」

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「昔は『飲みに行くぞ』が合言葉だったんだ。」 そう話すマネージャの顔は少し寂しげであった。

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利き腕の銃身から立ち上る煙を見ながらマネージャは思った。なぜ、このようなコミュニケーションしか出来ないのか。これが世代間ギャップなのか。

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転がる薬きょうを踏みつけながら、マネージャは帰宅。寝床に入った。目が覚めた頃には、すっかり、昨日の事を忘れていたのだった。

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『チームビルディング2 ~ 怒りのアサーション ~ 』より抜粋。

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