ビーッ!ビーッ!
パソコンからは警告音が鳴り響く。
プルリク失敗の警報だ!
— 寄り添い型ソフトウェア開発 (@toby_net) September 22, 2015
ジャバ氏は慌てたが、ベルトがしっかりと彼を椅子に縛り付けていた。
座席下の床が、パックリと口を開ける。
— 寄り添い型ソフトウェア開発 (@toby_net) September 22, 2015
暗闇に吸い込まれ椅子はおろか、ジャバ氏自慢のキーボードも見えなくなった。
— 寄り添い型ソフトウェア開発 (@toby_net) September 22, 2015
彼のキーボードは、人間工学に基づく高級品だ。毎分4000発の打鍵速度を誇る。土台を回転させることにより、連続で打鍵が可能なのだ。この機構は米軍の攻撃機にも採用されている。海外からの輸入品である。
— 寄り添い型ソフトウェア開発 (@toby_net) September 22, 2015
一方ジャバ氏はというと、間一髪だった。自慢の人間工学に基づいたマウスを、落ちる直前に放り投げていたのだ!マウスだけは無事だった。
— 寄り添い型ソフトウェア開発 (@toby_net) September 22, 2015
自分が救ったマウスを彼が回収に来ないということは、あり得ない。同僚の誰もがそう思っている。
— 寄り添い型ソフトウェア開発 (@toby_net) September 22, 2015
《 二週間後 》
— 寄り添い型ソフトウェア開発 (@toby_net) September 22, 2015
ジャバ氏は職場に現れた。
スペアと思われるマウスを持っていた。マウスを握る腕を、もう片方でかばいながらの出社だ。
— 寄り添い型ソフトウェア開発 (@toby_net) September 22, 2015
ジャバ氏の全身は、ジャバボタンのように赤く腫れ上がっている。その風貌は二週間もの間の出来事をものがたっていた。
— 寄り添い型ソフトウェア開発 (@toby_net) September 22, 2015
ジャバ氏はカバンから自慢のキーボードを取り出すと、再度プルリクの準備始めていた。
しかし、彼はまだ、二週間の間にプロジェクトが終わっていたことを知らなかった……。
— 寄り添い型ソフトウェア開発 (@toby_net) September 22, 2015
『仕事に使える!リフォーム例100選 』業務フロー改善事例より
— 寄り添い型ソフトウェア開発 (@toby_net) September 22, 2015