「新事業の QRコードを買ってもらえませんか。今なら無料です」
— トビーネット (@toby_net) November 4, 2021
「無料なら…」
「購入していただければ、あなたもこの QR コードを売る権利を獲得できます」
— トビーネット (@toby_net) November 4, 2021
「無料なので頂きます」
「あなたが手にした権利……そう、例えば…そこのお姉さん、この QR コードはどうですか。今なら無料です。今ならなんと……」
— トビーネット (@toby_net) November 4, 2021
「……?」
「彼女には喜んでいただけました。このように、あなたも QR コードを売ることができるのです。自由に、そして無料で」
あなたは、もう少しで QR コードをスキャンするところでした。たまたま貼っていたプライバシー用カメラシール。 シールがあなたを守ったのです。
— トビーネット (@toby_net) November 4, 2021
不思議に思った QRパーソンは、あなたの端末をのぞき込みます。直後、QR パーソンは地面に崩れ落ちました。 「ヒッ」と悲鳴を上げた、横の女も崩れ落ちていました。
— トビーネット (@toby_net) November 4, 2021
崩れゆくパーソンらの後ろには、仙人のような、もしくはサラリーマンのようにも見える出で立ちの者が立っておりました。
— トビーネット (@toby_net) November 4, 2021
その仙人の風格を持つサラリーマンは、ただ「気をつけなさい」と言い放ちました。 そして、ジャバジャバと意図不明の言葉を発しながら立ち去っていったのです
— トビーネット (@toby_net) November 4, 2021
つまるところ、無料とはいえ注意しなくてはならない ーー こう、仙リーマンは言いたかったのではないでしょうか。
— トビーネット (@toby_net) November 4, 2021
こうしてあなたは無事、帰路につきました。あなたの手には、無料で手に入れた QR コードのチラシだけが残っています。残った QRコードを無料で売るかどうか、それはあなた次第です
— トビーネット (@toby_net) November 4, 2021
『新事業会社 Q.R. コード・ジャバ』より抜粋
— トビーネット (@toby_net) November 4, 2021