ジャバ仙人の思い出

先日ジャバ仙人の御宅にお邪魔させていただいた時の話。談笑していると一匹の三毛猫が仙人の膝に載った。話を聞くと、ストリームという名を付けて飼っているらしい。

— Naoki Kuzumi (@kudzu_naoki) May 4, 2015

俗な動物を飼うとは思いもよらなかったがそれが顔に出ていたらしく、仙人は笑いながらこう仰った。
「いや君、この猫はただの猫ではない。じゃば、じゃばと啼く猫なのだよ。」
それは一度聴いてみたい。

— Naoki Kuzumi (@kudzu_naoki) May 4, 2015

しかしこの猫、一向に啼かない。ジャバ仙人がアノテーションの心とJVMに解釈されるまでの話を説く間もチラチラと猫を伺ってみたが、仙人の膝上で寝入ってしまった。

— Naoki Kuzumi (@kudzu_naoki) May 4, 2015

猫に気を取られうわの空だった私に気分を害されたのであろう。ひとしきり話し終えると仙人は場をお開きにした。気まずく思いながらまたの日の再会を約束し、玄関を一歩出ると、いつものように戸が、家が、ぼんやりと見えなくなっていく。ただの原っぱに戻った頃、微かに、にゃーん、と聞こえた。

— Naoki Kuzumi (@kudzu_naoki) May 4, 2015

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