おばあさんがカレー屋へカレーをとりにいくと、カウンターからどんぶらこ〜、どんぶらこ〜と、大きな扁桃体が流れてきました
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おばあさんは、カレー屋から持ち帰った扁桃体に包丁を入れると、隣からギェーッという声が聞こえてきました。
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そうです。おばあさんが割った扁桃体は、おじいさんのものだったのです。
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隣の部屋の障子がやぶれたと思うと、おじいさんがバターッと障子ごと倒れてきました。
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「ふすまに障子!?」とおばあさんは驚きました。おじいさんは内部から扁桃体を叩き割られたせいか、特に目立った外傷もなく、病院へ運ばれました。
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二週間後、少し歩けるようになったおじいさんは病床を追い出されました。リハビリは通院しながら行うそうです。世知がない世の中です。
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どうしておじいさんが助かったと思いますか? いいえ、おじいさんがジャバボタンを扁桃体の身代わりにしたからではありません。
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懸命な皆さんならば、もうわかりしたよね。いえ、ですから扁桃体を無料ダウンロードしたわけではありませんし、おじいさんの脳が30億のデバイスに加盟したわけでもありません。
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おじいさんが、ジャバマシンによるサイボーグになったという事実は、どこにも残っておりません。
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いいかげん、しびれを切らした皆さまに私の扁桃体がかち割られる前に、タネ明かしといきましょう。
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そうです! なんと、おばあさんは割った大きな扁桃体をすぐに袋に密閉し、十分な氷水につけ、病院まで持ち込んでいたのです。そして… あとはお分かりですよね。
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一大事のときにも冷静な判断が必要だという、ジャバ国に伝わる伝承でした。おしまい。
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『ジャバ昔ばなし 第一集』より抜粋
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