フードで顔の見えないパーソン数名、それぞれが両手を差し出し、モニタをかまえている。そこに現れたTシャツのパーソンが一人。Tシャツには奇怪な文字列がタトゥーされていた。
— トビーネット (@toby_net) 2019年5月17日
Tシャツパーソンが一呼吸のまを置くと、スタジオ内に静寂がこだまする。
— トビーネット (@toby_net) 2019年5月17日
刹那、さまざまな仕事上の問題が降りかかる!
「セイヤッ!」パキャ
「セイヤッ!」パキャ
「セイヤッ!」パキャ
次々に割られていくモニタッ!
「セイ…」 ピタッッと、パーソンの正拳が止まる。
— トビーネット (@toby_net) 2019年5月17日
その先にモニタはない。代わりに、紅いジャバボタンがあったのだった。
「ィャッ」 ポスッっと軽く、パーソンはボタンを正拳にて押下する。
— トビーネット (@toby_net) 2019年5月17日
そして、スタジオに上がる花火のような閃光と拍手。コンサートと見まごう、またたくレーザービーム。
見事にギネス達成! 30億のモニタ割りチャレンジはこのとき、おわりをつげたのだった。
その後、仕事上の問題が解決されたか、誰もすることはなかった。
— トビーネット (@toby_net) 2019年5月17日
『モニタ割りギネスチャレンジ2038』より抜粋
— トビーネット (@toby_net) 2019年5月17日