「今ジャバを採取したところだ。これより帰社する。」
「了解。」
— 夏休みの終わりに (@toby_net) 2015, 8月 23
「ウーム、美味。」
帰り道、入手したジャバを一口すする。
口元に広がる濃厚な甘さ。とにかく甘い。
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「お前、ジャバを飲んだのか……!?」
連絡を切り忘れていたために、聞かれてしまっていたようだ。
ばれては仕方がない。
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「ああ……ジャバは『甘い』」
「……!?」
バカな、とでも言わんばかりの静寂。
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「お前!それは『モカジャバ』だぞっ!」
そ、そんなバカな!
私がクルリと、振り向くと、ジャバを入手したマシーンには確かに「ジャバ」と書かれている。
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「済まない。任務は失敗だ。確かにこれは『モカジャバ』」
私が発見したのは、『シャバ』の横にテープ(?)で貼られた『モカジャバ』の文字であった。
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「い…いや、いいんだ。失敗なんてない。」
同僚が気づかってくれているが、完全な私の調査ミスだった。
シャバの在庫は、すでに無くなっていたのだ。
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「あの、お客さま。『シャバ』をお探しで?」
「エッ、アッ、ハイ」
「申し訳ありませんでした!今すぐ補充しますので、しばらくお待ちください!」
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こうして私は運良くジャバを入手することが出来た。
帰社すると、昼休みは終わっていた。
同僚「あれ?『ジャバ』はあったんですね?」
「あ、ああ……」
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ややさかではあったが、今日の作戦は成功した。コンビニを出るときの同僚の指摘、店員の掛け声、それらがなかったら、私は今頃どうなっていたとであろうか。
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『ミッション45』ジャバ編より
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