こんまり Linux でときめき rm した結果、 busybox だけが残った
— トビーネット (@toby_net) April 5, 2019
まっしろなストレージ空間には、busybox が壁ぎわに置かれており、必要なときだけ箱を開けて使う。まるで、全部オンメモリで動作しそうな部屋だった。
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人によって、玄関を開けると hello world がお出迎えし、ストレージ空間には無しかない。そんなケースもあります。
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ある事例では、ジャバを起動するためだけに片付けされた部屋もありました。隣にはジャバを作るだけの、そう、何かジャバとそれ以外が押し込められた納屋のような部屋もありました。
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私は感心して隣の部屋を見なかったことにしました。 部屋を整理するために、一部屋を犠牲にする発想はありませんでした。
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部屋主はいいます。ジャバからヒントを得たのです。今はここにジャバが鎮座していますが、別にジャバボタンをうつす鏡だけ、置いたっていいんですよ。
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部屋に入るなり、ジャバボタンがお出迎えする。なんてジャバジャバしいのだろう。私は想像するだけで、口からジャバ音が出たのでした。
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もしかして、ジャバのダウンロードだって出来るのでは。家に帰ってくるたびに、ジャバが今すぐダウンロードされている。私を待つように。
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本当ならば、目の前のジャバ案件を進めなければいけないのですが、そのときは新しいアイデアを想像しただけで、どきどきが止まりませんでした。
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ええ、その時の夫の様子を今でもおぼえていますよ。まるで、今までがウソ、そう、人がかわったかのかと驚きました。ええ、おおげさじゃありません。本当のことなんです。
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では、息子さんの部屋を覗いてみましょう。立派な南京錠ですね。外から掛けられているようです。素敵な錠前ですが、下から食事を出し入れするスペースともマッチしています。
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そのとき私は、えっ南京錠!と心の中では思っていました。口に出さないでいたんです。失礼だし、やる気ニモ関わります。 でも…… (嗚咽と顔を隠しながら)ごめんなさい。それがあんなことになるなんて……
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(画面は暗転し、暗闇からジャバボタンのジャバ音のみが流れる。バキンバキンと何かを破壊する音が聞こえはじめ、ギギイと立て付けが悪い扉が開く音が聞こえる)
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『メソッド』より抜粋
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