「クッ...マックの女子高生がなぜ、こんなところに...!」
— トビーネット (@toby_net) March 20, 2020
「様子をうかがう」
「やめろッ! するどい雑談がくるぞッ」
「.....ぁ...ぁ...ぁ、私も共感して泣きそうで...それでいてスッキリ」
「まずい……。なんとか、この場を離れなくては...
な、何ッ、囲まれている!ここは.... マック!?」
「満員電車だ。ここなら【電車の人】も追ってはこれまい」
— トビーネット (@toby_net) March 20, 2020
「🤗💄🍜🎶👊🧠」
「な、何ッ!電話の声!音楽が! 化粧も、ラーメンのにおいもッ、そこら中でケンカがはじまっている!」
「...あんた誰だい?」
「まさかここは【電車の人の電車】!」
「聞いてんのか? ここは都市伝説じゃねえんだぜ?」
マックをさまよい早一週間。出口は見つからない。さいわい水と食料はたくさんある。冷蔵庫やキッチンは点在しているため、食事には困らない。 だが、三日目からだ。三日目から、体が徐々に女子高生に変化しはじめている。 このままでは、架空の代弁者になり果てかねない。
— トビーネット (@toby_net) March 20, 2020
二週間目。「ここで食べていく」ルームを発見。久しぶりにお持ち帰りでく椅子に座り食事ができる。 誰かがいる。人だ。一、二…六人はいる。私が椅子に座ると一人が前に座った。
— トビーネット (@toby_net) March 20, 2020
「それでさ、そのとき言ったの」
「まてーッ! 私に何の話をしているんだーッ」
隣の連中は聞き耳をたてはじめていた。
「こちらブラボー。 救難信号を発見。 救助対象をふくめ、全員がマックの女子校生化している」
— トビーネット (@toby_net) March 20, 2020
「こちらチャーリー。ブラボー、刺激をするな。応援を待て」
「ダメだ。こちらもはじまった。。。三人が女子高生化。助からない」
「……爆撃を要請する」
今なら紅いボタンをプレゼント。釣られ入った店舗には、秩序の中に秩序なし。まるで、マックの地下迷宮。 点在する女子高生の死体。かろうじて生きているものもすべてがマックの女子高生であった。
— トビーネット (@toby_net) March 20, 2020
一方、満員電車では、電工掲示板に「今すぐダウンロード」と文字列が流れ続ける。現実化した都市伝説は終わらない。
— トビーネット (@toby_net) March 20, 2020