ジャバがパズルゲームになって、アップデート！
— 臨時工場勤務 (@toby_net) May 14, 2016
「予備のオファー」に惑わされることなく、更新処理を終えよ！ 様々なチェックボックスが待ち受けるぞ！
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(画面には、ロジックパズルやナンバープレースにも似たダイアローグが踊る)
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画面にはあらわれたフードの男
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「君は無事ジャバをアップデートできるか！？」
パソコン版/アプリ版、ともに無料。※ 別途通信費等は掛かります。
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ジャバ社のロゴがひかり、CMが終わる
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画面はスタジオに切り替わった。
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アナウンサー「CM 中、不適切な広告が表示されたことをお詫びいたします。現在、原因を調査中です。判明しだい……」
突如、アナウンサーの右半分がグリッチした。ブロックノイズが走り、キーフレームが遅れた世界を歪ませる。
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画面が鮮明になった瞬間、画面にはフードの人間が現れた。 手に紅いボタンを持ち、ジャバジャバと叫ぶと、同時にリズミカルにボタンを押下した。
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フードの肩が上下し、生地が揺れる。もう少しで、隠れたベールがアンベールするところで、画面はスタジオに切り替わった。
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「たいへんお見苦しいところをお見せいたしました。 引き続きニュースをお伝えいたします。」
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「本日、未明、人間がジャバ市営『プリズンJ』から脱走。現在も行方を創作中です。 なお、目撃証言によると、人間はフードを被っているとされ、全国のあちこちで目撃されていまます。」
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「それでは次のニュース…… え、ジャバのアップデートに際し、『予備のオファー』なる機能提供に、国民の不満が高まっており、国会前ではプラカードを持った団体が……」
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「……なお、『30億のデバイスを守る会』構成員との衝突も避けられるない様子です。現在は、現場付近には機動隊が待機しており、放水車の出動も見られます。 」
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マイクを持った取材者の後ろには、「無料」と描かれた紅いフルフェイスの団体が、一斉にジャバの構えをとっていた。
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一瞬即発の危機に、ゴクリと喉を鳴らした取材者の音声が響く。取材者は後ろにも目があるかのように、体を小刻みに震わせていた。
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スタジオではハッキリと即発の様子が映し出されていた。取材者は、劇的な瞬間にもかかわらず、後ろを振り返らず淡々と状況を説明するのであった。
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しかし、その冷静さは、涙声によってフェイクであると、視聴者に感じさせるには、十分であった。
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『以上、国会前よりお送りいたします』 より抜粋。
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