イエーイ! 花金!花金!
— 新しいデザインになりました (@toby_net) 2017年7月7日
シーティーオさん、ちょっとイイ案件アルョ
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え、CTOって俺?
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気を失っていた、あなたの目が覚めた頃には、周囲は一面にゴミが広がっていた。にぶい頭を抑え、記憶をたどると、いやほどジャバを味合わされた紅い部屋が飛び込んできた。
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オーウ、シット。俺は思わず叫び、叩きつけたコブシがゴミ溜めのビンに刺さらないようピタリと加速をやわらげる。何度か、くずれそうなゴミ山を踏みしめると、ゴミ溜めをあとにした。
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紅い部屋。何だったのだろうか。あいまいに記憶がよみがえる。
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……嫌だという意思を尊重されることなく、ひたすらに案件が運び込まれていく。一つの案件を片付ける前に、次の案件がカーゴカルトに載せられては、現れる。
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むろん契約内容を確認する前に、案件は運ばれているのだ。秘密保持契約は結ばれており、(契約内容の確認前にだ)それらの商習慣があなたの次の日の体調をくるわせ、日程変更を余儀なくさせられることは自明であった。
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手を付けることなく、積み重なりピラミッドのように高くそびえ立つ案件群の頂点からは、紅いワインのようなものが流し込まれていたが、下まで落ちず、途中で上に登っていた。
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不思議な光景であった。
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いうならば悪夢のようなものであったが、その時の状況を、知人に話してもらうだけの証拠はなかった。
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ただ、ポケットにあるジャバボタン
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見つけるまでは。
鮮明に記憶が戻ることを恐れ、男は偶然に見つけた紅いジャバボタンを、ポケットからとりだすや否や叩きつぶしていた。
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落ちたすべての破片が自然(ゴミ山)にかえる頃には、CTOの姿はなくかった。
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ゴミ山は次のCTOを待つために、ゴミの中でも特段ふかふかの燃えるゴミを用意し始めたのであった。
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『花金ファーム』より抜粋
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「おい、お前、そこは上座だぞ!」
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「せ、せ、せ、先輩。その人はジャバさんです。」
「えっ、ジャ、ジャ、ジャジャ、ジャバさん! しっ、失礼しましたー!!」