真夏のジャバ怪談

「あなたは、何のために生きているんですか?」 「そんなこと考えていたら、病気になりますよ?」

— 夏休みの終わり (@toby_net) 2015, 8月 20

「あなたは、生きているのが楽しいですか?」 「宗教でもやり始めたのですか」

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「ジャバ」 「ヒッ」

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「あなたは、ジャバをダウンロードしていますか」 「アッ…アッ…ジャバ…アッ…アッ」

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「ジャバ……ジャバ……」 「ジ、ジャバ…ジャバ……」

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その後、私が目を覚ましたのは、仕事から帰宅し、家のドアを開けたところだった。宗教の勧誘にあったことまでは覚えているのだが……。

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仕事で疲れているのだろう。今日も何か重大なことがあった気がするし、そのためだ。 「疲れた日には、飲むか」 背の低い冷蔵庫を開け、かがんだ先に見えたのは、ジャバティーだった。 「ジ、ジャバ…ジャバ……」

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「ハッ!」 慌てて起き上がり、周りを確認すると朝だった。 「今日は、朝礼がいつもより早いのだった」

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そういえば、昨日は、疲れて軽く飲んだことを思い出した。 いつの間にベッドで寝たのだろうか。 「さて。『出社準備完了』っと」 いつものように会社へと向かった。

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「ツ?」 電柱の張り紙が目に止まった。 駅まで歩く途中いつもの道。こんな広告はあったか? 「ツ?ん?ジ、ジャバ?」 次に目を覚ましたのは……

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『真夏のジャバ怪談』より

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