時は2038年、世界は「全てをダウンロードせし者」の脅威にさらされた。その脅威の名は『あなた』。
— ジャバ64ビット(勝利版) (@toby_net) 2015, 5月 7
「あなた」に対抗すべく、集められていた少年少女たちがいた。彼ら彼女らは、かつて人類からジャバの生みの親としてたたえられた「ジェームズ・ゴスリン」、「ビル・ジョイ」らの記憶を持つ者たちだった。
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少年少女たちは「神託機械(オラクル・マシーン)」に乗り、「あなた」からの脅威に立ち向かう。
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ジャバのアップデート、Askツールバー問題を乗り越えた少年少女たちは、あらゆる問題を多項式時間に還元することに成功、ついには「あなた」の脅威を退ける。しかし、世界は新たな敵「ドットネッツ」に支配され始めていたのだった。 『神託のジャバリオン』(2020) より
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度重なるドットネッツの進化の前に、神託機械のメンテナンスは追いつかなくなっていた。人類が破滅の時を迎えようとしていた、そのとき、「エイダ・ラブレス」だと名乗る少女、「アラン・チューリング」の生まれ変わりを自称する中年男性が現れたのであった。
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人類は滅亡することに成功した。
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2038年以降は完全な無が広がっています
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2038年以降の人類は有史以来はじめての無の歴史(無史)を体験することとなる
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2039年、世界は無に満ちた。一方、無が広がる直前、世界の全てはダウンロード完了されていたのであった。「あなた」の残留思念(ゾンビプロセス)によって。
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「あなた」は、ダウンロードした世界を仮想マシン上で再生させた。そして、新たな世界の歴史を紡ぎだしたのであった。 『神託のジャバリオンNEXT - 実際上の仮想世界』より
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