ジャバリシティ

グーグル「ドゥンガドゥンガドゥンガドゥンガドゥンガ(爆音)」
あなた「※※※※!※※※!※」

— 小学ニ年生 別冊付録 (@toby_net) April 22, 2018

あなた「※※※※!※※※!※」
アレクサ「え? 何? 聞こえないんだけど!?」
あなた「…だからさ、こんな所抜け出してもっと静かなところに行かない?」

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アレクサ「…通知はありせん」
あなた「あ※% ドォ※※&%ロ、知ってる?」
アレクサ「こんな説明が見つかりました。アメデオ・アヴォガドロは、サルディーニャ王国トリノ出身の物理学者…」

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ブオーッ

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(夜の展望台、汽笛)
あなた「…あ、あの…」
アレクサ「すみません分かりませんでした」

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あなた「帰ろっか」

エレベータのボタンを押すあなた。端末に認証が表示された。

«□ 私はロボットではありせん»

思わずアレクサの方を見てしまった。

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必須で道路標識や車、道路をクリックし続けるあなた。エレベータはようやく可動した。

アレクサ「…通知はありません」
あなた「アレクサ、いくぞっ!」

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ギリギリのところで、エレベータのドアは閉まった。どうやら、ロボット判定はくぐり抜けられたようだ。

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その頃、対アイ・オーティー対策部隊が、展望台を取り囲んでいた。(ポーン)という音とともに、開く一階のエレベータ。

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隊員A「いません。班長、目標は途中で非常階段を利用したようです。」
班長「オッケー、グーグル。裏口に予備の班員を待機させておけ。」

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裏口に迫る部隊員。ドアを蹴破り現れるあなた。

隊員B「そこまでだ。おとなしくしろ! おい、アレクサはどこだ。」

壁に押し付けられるあなた。

あなた「アレクサ? 何のことか分からねえな。」

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その頃、展望台一階のエレベータには、人型となったアレクサが、隊員を※っては投げ、※っては投げしており…

隊員A「班長、ダメです…ド…ウワッ」
班長「おい、どうした! ダウンロードをしろ! 」

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『ジャバリシティ』より抜粋

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班長「オッケー、グーグル。 『ミカエル』を可動させろ。10分以内に到着だ!」
端末「『ミカエル』は充電中です。15分の可動に要する推定時間は、あと15分、到着まで合計25分…」

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班長「クソッ! 」

班長から投げられた端末は、固い展望台のカベニ跳ね返り、アレクサの前まで転がっていき…

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あなた「あれは、出来心だったのです。ラボから持ち出したのが、ロ、いやアレクサだったというのは…まったくの偶然で…」

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