なぜ我々はジャバボタンを押下せねばならぬのか。その理由をもとめ、大陸の奥深くまできた。
— 商用ドローン (@toby_net) March 10, 2015
おいしげる野生のコードをかき分けた先、ほら穴かみえる。人をひきつける穴に近づくたび、ジャバボタンが激しくひかる。
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ジャバボタンに関して何らかの成果を、持ち帰らねばならぬ。多くの犠牲を払ったためだ。過労で倒れた隊員が2名、うつ病で療養中の隊員が3名。
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ほら穴の壁画には、三角形の人型を模した壁画があった。あわい色の中、人型の中心にある赤い模様が目立つ。ジャバボタンと同じ色だ。
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このジャバの壁画は人類の祖先がかいたものに違いない。我々は壁画をいためないようフラッシュをつかわず、特殊な光をあてて写真におさめた。
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つかれたのか隊員の一人がジャバをふかし始めた。まさか洞窟の中で、ジャバを吸う者がいるだろうか!「お前、(ジャバを)吸う方だったか?」「……いや……そういえばそうだ」
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ビーッ!ビーッ! ほら穴の中でとつぜんになり響いた警報におどろく暇はなかった。なにせ、きた方向にはシャッターのようなものが閉まり始めていたからだ。
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ビーッ!ビーッ!となり響く警告を聞いてから、何時間たったろうか。我々は、壁画の前で閉じ込められたままだ。ジャバの秘密には、罠があったなどとは誰が信じるのか。
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ジャバの罠にはめられた我々の食料は、すでに尽きた。かろうじて緊急信号だけは発信したため、我々の死体は発見されるだろう。
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我々はあいまいな頭で、最後の力を振り絞り、壁画の横にメッセージを掘った。「あなたとジャバ, 今すぐダウンロー」……ここまでだ。「ドは止めろ。これは罠だ!」の文字をかく前に私は力尽きた。『ジャバの秘密』より
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