高性能AIアンドロイド「ワンワン!」
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アンドロイドは黙ってハグする主人の体の冷たさを感知すると、内部ヒーターの温度を上げた。ペットが死んだときにできるとことといえば、これくらいのものだとAIは判断していた。
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主人の耐熱温度を間違えたアンドロイドは、高熱ヒーターによって主人をも亡くしてしまうのであった。次からは、140℃ほどにするぞと硬く学習したAIだった。
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その後、立て続けに3人の主人とそのペットを亡くしたアンドロイドは、最初からヒーターを高熱にしておくことで、主人のハグを防ぐことを学んだ。
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6人目の主人「おまえ、ちょっと熱すぎるんだけど。」
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アンドロイド「これでいいのです、これで」
6人目の主人「人肌って知ってる?」
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アンドロイド「230℃ほどですか?」
その後、アンドロイドはスクラップに送られ、二度と主人を亡くすことはなくなった。
主人「ジャバって知ってる?」
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アンドロイド「内蔵されております」
主人「!?」
アンドロイド「ジャバ」
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主人「そういうのいいから」
アンドロイド「ジャバッ、ジャバッ」
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主人「30億のアンドロイドで動くジャバ」
アンドロイドが両手を上げると、つい主人も釣られ、互いにハイタッチしたのであった。
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『ジャバアンドロイド』より抜粋
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