〝フッフッフッ、アナタくん、今度こそ君もおしまいだ“
初老の男は、膝に乗せた猫を撫でつつ、手元のジャバボタンを押し込んだ。
壁のマイク越しに聞こえる声からは、恨みと自信が感じ取れる。
— 夏休み.java (@toby_net) August 15, 2015
〝君のために、エキサイティングな贈り物を用意したよ“
壁から飛び出した鋭いPerlがアナタを狙う。
Perlが終わると、天井からはPHPが高速に襲う。
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Ruby の影で PHP をやり過ごしたアナタは、CPUがアイドルになった隙を見流さない。
すかさずジャケットをカメラに放り投げた。
〝馬鹿な!アナタが消えた!?“
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「アナタくん、どうやってここまで!」
銃撃。カラカラと回りながら床に転がるジャバボタン。
「ギニャー」と逃げる猫をよそに、アナタはボタンを拾わんとする男を一蹴り。
「なあに、侵入するとき、もう一人の別プロセスを立ち上げていただけさ」
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「許してくれ!なんでもライセンスしてやる!MySQLはどうだ?オラクルもいいぞ?」
あなたはジャバ室からもう一人のアナタを救い出すと、
代わりに初老の男を放り込んだのだった。
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男が飼っていた猫の前には、大きな猫缶がおかれた。
猫缶の奥からはジャバボタンが見え隠れする。
「おい、やめんか!…アッアッアッ……アーッ」
むしゃぶりつく猫。さけぶ男。振り返るアナタ。流れるテーマ曲。
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『ジャバジャバ7』 消えたダウンロードセンターより
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