世界には三つのボタンがあった。手元には、その一つにとって代わらんとする赤いボタンがある。
— 商用ドローン (@toby_net) February 19, 2015
民はそれをジャバボタンと呼んだ。
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ジャバボタンはつややかに赤々とひかり、まるで実在するかのように存在して、それは押下すると、雷鳴が轟くような声が発せられるのである。
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歴代の預言者はジャバボタンとともにあった。都市のはずれのほこらには預言の壁画がある。色のない線画の中に、ただ一つ赤い図形があった。まるで、その権利を象徴するかのようにである。
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18世紀中頃になると、その自然科学至上主義の影響か、ジャバボタンはインチキの烙印を押されることになる。時代遅れの魔女刈りにあい、ジャバの信仰は一度は途絶えたという説もある。
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その頃は今ほど科学は明らかになってはいなかった。そのため、迫害と同時期には、死刑囚の筋肉にとりつけたジャバボタンから電流を流し、体を制御する実験も行われていたのだった。
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