ジャバ衛生士「治療が始まるまで、つらいと思うので麻酔をしまーす」
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ジャバ衛生士「つらいときは、左の紅いボタンをおしてくださいねー」
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ジャバ。ジャバジャバ。ジャバ。
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(この赤いボタンは何の意味があるのだろうか?)
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麻酔をしたせいか、つらみはなくなった。治療のためなのか、麻酔がずっと聞いているか定かではなかった。
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ジャバ衛生士「48時間ほど麻酔が続きます。 その間、感覚がマヒしやすいので、無理にソフトウェア開発しないでください。」
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ジャバ衛生士「以前、患者さんの中で、3回徹夜しても平気だといって、亡くなられた方がいらっしゃいました。まれなケースですが、気を付けてください。」
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麻酔が切れると、急につらくなったりしないのだろうか?
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(24時間後)
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職場にて。
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同僚「ジャバさん、どうしたんですか。 血だらけですよ?」
トイレに立ち鏡をのぞくと、真っ赤な自分が立っていた。返り血を浴びたかのような風貌だ。
これは麻酔の影響だ。 今日は客先のハイプレッシャー環境でも平気だった。至近距離からコキャクの憤怒を喰らっていたに違いない。うかつだった。
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ちょうど同僚が用を足しに来た。グッドタイミングだ、とばかりに、血だらけの服と同僚のとを交換。証拠は隠滅した。
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着替えながら、ジャバ衛生士の声を思い出していた。
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ジャバ衛生士「麻酔を自分で試したことがありまして… その時はなぜか血だらけになっていました。」
ジャババババババババ。
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勢いよく手についていた血を洗い落とす。 まだ麻酔が切れるまで 24時間はある。気を付けなくては。
「麻酔が切れるまでは、うかつにソフトウェア開発できないな。」
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喫煙室、仮眠室、食堂、開発室などを行ったり来たりし、安静に残りの24時間を過ごした。
「ウッ…… なんだめまいがする。それに吐き気も。」
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麻酔が切れた影響だろうか? 倒れそうになる所を、同僚に支えられ、喫煙室に運んでもらった。仮眠室はいっぱいで埋まっていたため、やむを得ずの喫煙室。
同僚「お前、そろそろ帰った方がいいよ。血生臭いぞ。」
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「そういえば、治療のあと、まだ帰宅していなかったな。」
横になりながら、ジャバ衛生士が務めていた病院に電話をかけた。
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プルルルル…。ガチャ。
「もしもし、ジャバ医院ですか? ジャバ衛生士さんはいらっしゃいますか。」
「え? いない? 『当院にジャバ衛生士というものは、おりませ』……!??!?? 『当院はジャバ医院ではありません』?????」
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「もう一度、麻酔を打ってもらわなくてはつらすぎる。」
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体を引きずり、ジャバ衛生士が居た路地裏にたどり着いた。
ジャバ衛生士「あらあら、あなたさん。どうしたのですか、ひどい格好で。……なるほど、そういうことなら、すぐに治療しないと。 つらいと思うので麻酔をします。注意点は…」
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なんだ、ジャバ医院はあったんじゃないか。ジャバ衛生士も存在した。
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ひとまず安心だ。 あとは、麻酔が効くまで待つだけである。
麻酔が効いたのか、意識が遠のく。 目が覚めたころには治療は終わっているだろう。 横からジャバ衛生士の声が聞こえた。
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「あらあら、(ピー)さん、つらい顔をして。 最近は毎日治療に来られますね。えらいえらい。」
「えらい」はどこかの方言だったような、そう思いながら目を閉じた。
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『はびこる違法診療!ジャバ医者の実態』より抜粋