穴の開いたすべての石版を重ね、光を通すと、壁に「無料ジャバのダウンロード」と映し出された
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「こ、これは…!」
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「ついに見つけたぞ!ジャバの秘宝!」
「先生、これがジャバの秘宝へと我々を導く…」
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「いや、これこそがジャバの秘宝!」
「では、この石版そのものが?」
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「いや、そうではない。この光の先だ」
「あっ、これは…」
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助手は驚いた。彼のふるえる指の先には、赤いボタンが浮き出ていた。
「せ、先生…」
「これだ、我々が探していたのは、この壁画のジャバボタンだ!」
「今にも押下できそうです」
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「うむ、押せるジャバボにしか見えない。撮影は終わったな。」
「ジャバボを採取します」
助手はジャバボと壁の間に、分度器を差し込むと、グリグリとはがし始めた
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(バキッ!)
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助手と先生は顔を見合わせる。
「分度器がおれました…」
「私の分度器が折れるとは…君に貸すべきではなかった。あとで請求書を回す」
その後、試行錯誤した結果として、石版はバラバラになり、ジャバの文字が再び浮き上がる事は無かった。
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だが、彼らの後ろ姿は寂しさはなく、助手の収納バッグからは赤くレンガのような物体がはみ出していた
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まさかその「赤いレンガ」がジャバの日が起きるキッカケになるとは、誰も思いもしないのであった。
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『ジャバの遺恨』より抜粋
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