「ジャバがわるい。スカラは犠牲者！」「ウオオーッ！」歓声が上がった。同時に一方から「ジャーバ、ジャーバ」の大合唱もう一方からは「スカラ、スカラ」の掛け声。一瞬即発の危機であった。
— 追出し部屋 (@toby_net) 2015, 5月 18「不自由なジャバを許してはならない」先までアジを飛ばしていた人間から、意味不明な言葉がもれ始めた。ハシゴを外された観衆はからはどよめきが起こりはじめる。
— 追出し部屋 (@toby_net) 2015, 5月 18ほんの少し前まで熱気に包まれていたドーム球場「ジャバ」は、一瞬のうちに氷河期に以降した。このまま、氷河期が若い世代に至れば、就職戦線にも影響がでる。
— 追出し部屋 (@toby_net) 2015, 5月 18「そうだー！不自由なジャバを許すなーっ」チェックのシャツをダブダブに着込んだ風貌、見るからに若い世代の人間たちが熱唱をはじめた。他世代を寄せ付けない空気センサーを持つ若者たちが空気を読み始めたのだった。
— 追出し部屋 (@toby_net) 2015, 5月 18視覚から整髪料の香りが感じとれるサラリーマンスタイルの人間たちはというと、どよめきを始めた。顔を見合わせながら「本当に、ジャバは不自由ではいけないのか？」と、声が漏れ始めている。
— 追出し部屋 (@toby_net) 2015, 5月 18「不自由なジャバを許すな！」「不自由ではない、反ジャバ派の陰謀だ！」
つい今しがた「ジャバ」か「スカラ」かで分かれていた観衆たちは、自由か不自由かで争いを始めたのだった。
— 追出し部屋 (@toby_net) 2015, 5月 18『反ジャバ派の闘争』(2040)より
— 追出し部屋 (@toby_net) 2015, 5月 18