「ジャバスクリプトくんッ」
— 小学ニ年生 別冊付録 (@toby_net) April 19, 2018
「何ですか?」
「今日から、君はエクマクんだッ!」
「な、ド… 理由を説明してください!」
「もはや口にすることも出来ないんだ」
「2機のジャバスクリプト搭載ドローンが弊社に向かってきます! うち1機は撃墜したとの報告!」
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「え、ド… 撃墜? 」
「ライバル企業がついに手段を選ばなくなったようです!!」
「あれ、俺と社長が頼んだ出前なんだけど…」
「今度は間違いなく、ドローンです!!」
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「ジャバスクリプトかどうか関係なく、撃墜はやめなさい」
窓際二人のガラスが割れた。衝撃をものともしない大型のジャバスクリプトのカメラが、上司を睨んだ。
「危ないッ!」
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「え、ド… どこいくの?」
すぐさまあなたは、廊下へと続くドアを蹴破ると、オフィスを後にした。
その後、上司がどうなったのか。ジャバスクリプトを見たものはいない。
「ジャバスクリプト反対ーッ!」
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「ジャバを許すなーッ!」
炎天下にも関わらず、ジャバ議事堂にはデモ隊が立ち並ぶ。ジャバとジャバスクリプトの区別もつかないようだ。
あなたは、かせぎ時だと言わんばかりの表情で、デモ隊の後ろ少しのところ、プールを押して歩く。
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「えー、冷えたフロリナートはいらんかねー、液浸。液浸だよー。」
そこに、ジャバスクリプトを載せたドローンが登場ッ!
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ジャバもジャバスクリプトも関係なく、デモ隊にレーザーを照射していく。
あなたは、小柄な機体に驚いた。どこからあのような精密な狙いと高出力が現れているのか。
「え、ド… こっちに来た!?」
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慌てあなたはプールに飛び込む。すんでのところで、ドローンの強襲をまぬがれた。おかげで、液浸してしまっていた。
ドローンが去るのを確認し、顔を出すあなた。「高いフロリナートが台無しだ。まったく…」
デモ隊やその観客が近づいてくる。
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「見るんじゃねえ!。見世物じゃないんだ。」
あなたはシャツを雑巾のように絞る。日差しの中、「インターネット」と描かれたシャツは、シワシワながらも、少し青く照り輝いて見えた。
『38議事堂事件』より抜粋
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