開発部 飲酒室記録映像

ジャバ愛

— 一億抜刀 (@toby_net) December 21, 2015

ジャバドーッ(ジャバをダウンロードしたくなる衝動的エネルギー)

— 一億抜刀 (@toby_net) December 21, 2015

Q. ジャバ愛を満たすにはどうしたら良いのでしょうか? A. 一つには、ジャバを鏡としてジャバ愛を満たす方法があります。 例えば、今すぐジャバをダウンロードする、仲間内でジャバジャバ言い合うといった行為による充たし方です。

— 一億抜刀 (@toby_net) December 21, 2015

A. もう一つの方法として、理想の処理系や憧れのデータ構造とアルゴリズムを通してジャバ愛を満たす方法があります。 これは、ジャバ心理学やジャバ分析の考え方に基づいています。

— 一億抜刀 (@toby_net) December 21, 2015

現代に見た場合、高度ジャバSI時代のサビ残社員にも当てはまります。 ジャバ仕事を社会における理想の処理系として身を捧げ、プロジェクトの達成によってジャバ愛を補給するのです。 これは、無意識に行われているとされます。

— 一億抜刀 (@toby_net) December 21, 2015

後者のジャバ愛の充足方法、様式と言ってもいいでしょう。これを客観的に見た場合に、一見、カルトな宗教にも似たマインドコントロールのような(これ以降、紙面は破り捨てられている)

— 一億抜刀 (@toby_net) December 21, 2015

「21世紀には、このような奇妙な思想があったというのです」 映像はスタジオに戻った。

— 一億抜刀 (@toby_net) December 21, 2015

「ジャバプロジェクト当時の生存者をお呼びしています。」 ジャバ関係者緊急インタブー、なるテロップが表示される。 「スカラさーん、はい、はい。聞こえますかー。こちらスタジオです。」

— 一億抜刀 (@toby_net) December 21, 2015

「スカラさーん?」 画面が切り替わり、カメラが写した映像は、横になった地面からウーといううめき声が聞こえる様子だった。

— 一億抜刀 (@toby_net) December 21, 2015

「……一旦、CM入ります」 「止めろ止めろ」という小声が聞こえる中、番組はCMへとなだれ込んだかに見えた。 しかし、ジャバプロジェクト生存者による暴走は、全国インターネットにより放送されてしまったのだった。

— 一億抜刀 (@toby_net) December 21, 2015

当時の番組の様子は、ジャバ共有サイトでも見られる。 「へー、当時のジャバはひどい扱いだな。まるで、でっち上げだ」

— 一億抜刀 (@toby_net) December 21, 2015

ジャバプロジェクトの深夜リリースにはまだ時間があった。 22世紀末になっても、飲酒は無くならない。深夜の飲酒室はアルコール臭で満たされていた。

— 一億抜刀 (@toby_net) December 21, 2015

「開発部」という刺青が腕に目立つ男は、飲酒室のモニタから、過去のジャバ映像を見て、息抜きしていたのだった。

— 一億抜刀 (@toby_net) December 21, 2015

『開発部 飲酒室記録映像』より

— 一億抜刀 (@toby_net) December 21, 2015

ジャバ名作劇場 に戻る