ジャバ愛
— 一億抜刀 (@toby_net) December 21, 2015
ジャバドーッ(ジャバをダウンロードしたくなる衝動的エネルギー)
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Q. ジャバ愛を満たすにはどうしたら良いのでしょうか?
A. 一つには、ジャバを鏡としてジャバ愛を満たす方法があります。
例えば、今すぐジャバをダウンロードする、仲間内でジャバジャバ言い合うといった行為による充たし方です。
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A. もう一つの方法として、理想の処理系や憧れのデータ構造とアルゴリズムを通してジャバ愛を満たす方法があります。
これは、ジャバ心理学やジャバ分析の考え方に基づいています。
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現代に見た場合、高度ジャバSI時代のサビ残社員にも当てはまります。
ジャバ仕事を社会における理想の処理系として身を捧げ、プロジェクトの達成によってジャバ愛を補給するのです。
これは、無意識に行われているとされます。
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後者のジャバ愛の充足方法、様式と言ってもいいでしょう。これを客観的に見た場合に、一見、カルトな宗教にも似たマインドコントロールのような(これ以降、紙面は破り捨てられている)
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「21世紀には、このような奇妙な思想があったというのです」
映像はスタジオに戻った。
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「ジャバプロジェクト当時の生存者をお呼びしています。」
ジャバ関係者緊急インタブー、なるテロップが表示される。
「スカラさーん、はい、はい。聞こえますかー。こちらスタジオです。」
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「スカラさーん?」
画面が切り替わり、カメラが写した映像は、横になった地面からウーといううめき声が聞こえる様子だった。
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「……一旦、CM入ります」
「止めろ止めろ」という小声が聞こえる中、番組はCMへとなだれ込んだかに見えた。
しかし、ジャバプロジェクト生存者による暴走は、全国インターネットにより放送されてしまったのだった。
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当時の番組の様子は、ジャバ共有サイトでも見られる。
「へー、当時のジャバはひどい扱いだな。まるで、でっち上げだ」
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ジャバプロジェクトの深夜リリースにはまだ時間があった。
22世紀末になっても、飲酒は無くならない。深夜の飲酒室はアルコール臭で満たされていた。
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「開発部」という刺青が腕に目立つ男は、飲酒室のモニタから、過去のジャバ映像を見て、息抜きしていたのだった。
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『開発部 飲酒室記録映像』より
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