うなぎの代替品だと思っていたものが実は…
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培養されたジャバボタンだったのだ!
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赤みをとるため、ジャバボタンを漂白剤に付けます
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柔らかくなるまで煮て…
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ジャバボに箸をさして通るくらいになったら、ヌードルメーカーへ
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ジャバラーメンを作りたくなりますが、グッとこらえて、型に入れます
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型、一見するとたい焼き器ですが、うなぎ器です。
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タイマーをかけしばらく置けば… 開いたうなぎ(養殖ジャバボ製)の出来上がり
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うなぎ(ジャバ産)
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しっぽまで食べられます
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広島で培養された広島ジャバうなぎ
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「広島うなぎ」と言おうものならば、原住民にジャバボタンの材料にされるという噂がある。噂を確認すべく取材班は現地の住民と接触をはかった。
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住民A「は?ジャバ…?」
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B「何言ってんだ?」
C「あ?今、広島焼きつったろ!?」
住民は何かを隠しているに違いない。
取材スタッフがちらりとジャバボタンを見せたそのとき!
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住民A「あ、ジャバ…」
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B「ジャバだわ」
C「A、おまえ広島焼きつったか?」
明らかに住民に動揺が見られる
沈黙。何も言わず、住民Aが右手の親指とアゴを同時にクイッと指した先。そこには、小屋と薄暗いため池があった。
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黙したままの三人は小屋へと向かう。ついて来いと言わんばかりである。彼らが振り返ると、背中には蒼く吹き付けた墨汁のような文字で「ダ」とあった。
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静寂の中、ジャリを踏む足音だけが聞こえる。スタッフは顔を見合わせ、ジェスチャをとると、互いに確信に迫っていることを確かめあった。
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どのくらい歩いただろうか。辺りはすでに暗くなっている。本の目の前に見えていた小屋は薄暗さに見えなくなっていた。
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突然、「無料ジャバの、」という音が響き、スタッフ全員の動きが止まる。どうやらジャバボタンを踏んだようだ。肝を冷やす取材班。
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ジャバボタンを踏んだカメラマンがそっと足を上げる。「ダウンロード」という音が聞こえ、培養施設への侵入を確信した彼は、カメラを立てに振った。
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一方、気がつくと、先導の住民らが見えなくなっていた。まずい、見失ってしまう。すぐさまジャリ道を急ぐ
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小屋が見えた。少し開いたドアの内側からは怒鳴り声が聞こえる。「広島…広島焼き…と聞こえます」と音声スタッフ。
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耳を澄ましていたところ、ドアが蹴破られる。スタッフ一同、あわててドアの破片を避ける。
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機材は無事だ。もちろんスタッフも。破片がどこにも刺さっていないことを確かめ、小屋の方を向くと、そこには、
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そこには、住人Cが立っていた。片手にノートパソコンを握りしめ、パソコンのエッジからは赤い液体がしたたり落ちていた。
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住民C「今、広島焼きつったろ!」
その後、我々はがむしゃらに走り出した。全員バラバラであったが、光がある国道についた頃には、みな冷静になっていた。めいめいが連絡をとり、集合。
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あれは何だったのだろうか。本社へ連絡をとり、一旦帰社することとなった。外界と連絡がとれたことに、我々取材班は安堵した。高速道路での帰りに薄暗いインターに立ち寄り、住民Cに会うまでは…
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『養殖ジャバボ、その危険性』より抜粋
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