コーラ脳チップス

成人の脳にポテトチップスが埋め込まれるようになった近未来

— トビーネット (@toby_net) December 22, 2019

子供ころに食べられなかったポテトチップスが、仮想的に食べ放題となり、大人は堕落していった。

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その中で、幼少の頃よりポテトチップスを食べ生き延びてきた者だけは意思を保っていた。

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そして、今、ポテトチップスと合う完璧なコーラを求めさまよう者がいた

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うつろな目で街中の大人を見る者がいたいた。

「(…この村も機能していないようだな)」

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街外れから悲鳴が聞こえる

「た、助けてくれ〜!」
「コーラをよこせ〜!」

「ヒッ、成人は満足しているのでは…」
「ポテトチップスには飽きたわ〜」

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「コ、コーラなんて持ってない…」
「ふふふ、ではそのカバンからはみ出ているビンは何なのだ」

「こ、これは娘の誕生日に…」
「よこせ〜」

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そのとき、石つぶてが迫る。
見もせずに避ける暴漢。

石つぶてが当たり、割れるコーラのビン。
「ヒッ! 俺の、いや娘のコーラが」

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「…石を投げてよこしたやつ!そこに居るのは分かっている」
「…」
「お、俺の、じゃなくて娘の誕生日コーラが……」

睨みを聞かせる暴漢の横にはビンの破片をかき集める大人

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「ふん。まあいい、われたコーラに要はない」

暴漢は、石つぶてが投げられた方向を一べつすると、ただならぬオーラを察したのか、去っていった。

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ビルの影から現れる者。そう石を投げた者だ。 割れたコーラのビンをかき集める大人に近寄り声をかけた。

「おい、大丈夫か」
「……」

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大人に切りつけられ、頬が切れる。

「な、なに…!」
「てめえ、よくも娘の誕生日…いや、もう隠す必要はねえ!俺のコーラを!割りやがって」

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傷も気にもせずに大人に問いかける。

「ポテトチップスは克服したのか?」
「… 答える必要はねえ! てめえのコーラをわたせえ!」

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「…コーラの恨みは恐ろしい…か…」

すかさず切りつける大人! 割れたビンの破片が拳に挟まれている。 するどいビンの破片は見えない刃と化している

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「仕方がない。話を聞くためには大人しくなってもらわねばなるまい」

「大人だけにってか! うるせえ〜」

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一瞬にしてあなたの表情が険しくなる。大人はその瞬間を見逃さない。
ビンの欠片を挟み今にもふるわんとする拳を、開いた。

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大人の拳から放たれたコーラビンの破片! 破片を腕でかばうあなた。大人はもう片方の手で、あなたに襲いかかる。

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あなたは叫ぶ。
「ウオオ! コーラ瓶切り!」

大人が放ったビンの破片、そしてもう片手ごと、あなたは横一線の手刀で払い抜けた。

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あなたの手刀は大人もろとも吹き飛ばした。 大人が飛ばされた先、人気のない店舗の試食コーナーが崩れる。

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「コーラの恨みはおそろしい。分かったか! 」

「ウ、ウウウ…(瓶をこわしたのはお前じゃないか…)」

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「へへへ、こんなこともあろうかと」
試食コーナーに埋もれながら、大人はバッグの下をまさぐる。上げ底の下だ! 「割れている、」

あなたの手刀とその衝撃により、全てのコーラは割れてしまっていた。

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あなたはまた新たなコーラを求めその場を立ち去った。手にはジャバボタンが握られていた。 大人もろとも吹き飛ばしたのは手刀ではなく、いかにも硬質なジャバボタンだったのだ。

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暴漢があなたの前に飛び出てくる。

「……へへへ見ていたぜ
「…」
「ありゃ、ジャバボタンで瓶を割る技だよな。知ってるぜ、その技を使うやつを」

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あなたのかすかに動いた眉を暴漢は見逃さない。

「そいつは最悪なんだ!俺の仲間のコーラ瓶をぜんぶ割りやがって!だから俺は…」
「…そいつはどこだ」
「(どうやら俺にもツキが回ってきたぜ…)」

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場面は代わり、ジャバッという音が鳴り響く。カフェのドアチャイムだ!

「お持ち帰りですか?」

ポテトチップスが埋め込まれた世界には、何も言わないバーのマスターはもういない。

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『コーラ脳チップス』より抜粋

— トビーネット (@toby_net) December 22, 2019

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