「警部! 被害者のボディです」
— トビーネット (@toby_net) November 28, 2021
「む! 座布団が温かい。 容疑者はまだ近くにいる」
「警部!これは電熱です」
「む!車のシートも」
「電熱です」
「む!靴がぬくい 」
— トビーネット (@toby_net) November 28, 2021
「警部!木下藤吉郎です」
「む!…木下か!」
「のちの豊臣秀吉です」
「む!木下はまだ近くにいる」
— トビーネット (@toby_net) November 28, 2021
「警部! 秀吉はもう死んでいます!」
「む!被疑者死亡のまま?」
「警部!書類送検には早いです」
「こんにちは〜、靴を回収に来ました」
— トビーネット (@toby_net) November 28, 2021
「む!何者だ!」
「靴あたため屋です〜」
「木下か! 確保だ!」
「のちの秀吉め、戻ってくるとは」
— トビーネット (@toby_net) November 28, 2021
「警部! 現場に戻ってくるとは思えません」
「尻で温めたか、ふところで温めたか。あとでじっくり聞かせてもらおう」
「こんにちは〜、ボディあたため屋です」
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「む!あやしいやつ! 確保だ!」
「な、何なんだ。あんたらは〜」
「こんにちは〜、車のボンネットやシートあたため屋です〜」
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「む!あやしいやつは全員確保!」
「「な、何をするんだ!」」
「おい、確保だ!!」
こうして怪しいあたため屋は、すべて逮捕された。 誰が見ても怪しい職業、見た目(全裸で異常な中年)たちであったが、アリバイもあり、証拠も出なかった。
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そんな中、影で見守る者がいた。
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「(ククク、あたため屋を呼んだのはあなただと気が付かないとは…!)」
ジャバ屋である。
床のシミとなったあなたを発見させようと、怪しい者たちを呼んだのは、ジャバ屋であった。 グローバルに世界で見守りを続けるため、あらゆるデバイスで動く。それがジャバ屋。
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見守り続けるジャバ屋もまた、見守る者がいた。コボル警部である。初老のコボルは経験により、全裸異常中年が怪しいだけのダミーである事に気がついていた
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あなたとそれを見守るジャバ屋。そしてコボル警部のあらたな闘いが始まろうとしていた。ただし、あなたはすでに床のシミであるし、ジャバ屋は次の見守りに向かっていき、コボル警部は次のあん券で忙しくなった。
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開放された全裸異常中年らのみが残り、怒りをあらわにしたのであった。警察署の玄関は、開放された異常な中年らによって、荒れに荒らされた。
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再度、逮捕された全裸異常中年ら。中年らが世に解き放たれ、またもや警察署の玄関を荒らすのは、もう少し先のことであった ーー
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『警部コボル事件簿』より抜粋
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