キャプスロック

スペースキーとは宇宙の鍵である

— トビーネット (@toby_net) October 27, 2023

世界を解き放つといわれるアストラルポイント「キャプスロック」を巡り戦いが始まった。そこに「スペースキー」を持つ「探索者」があらわれる。 戦いのさなか、ロックを開放される。定まらなくなった物理定数は一瞬にして、宇宙を、すべてを不定にした ーー

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いわゆるビッグバンの始まりとは、かのようなアストラルポイントでの紛争を発端とした、いわゆる「宇宙のリセット」とでも言うものが引き起こしたのだ。そして、今の宇宙での「スペースキー」はあなたの端末にすでにある

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いわゆる、つまり、いわゆる、そして、言い換えるなら、つまりいわゆる ーー

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あなたが到着したアストラルポイント「キャプスロック」では既に長い間戦いの最中であった。何世紀たったのか、それは宇宙の始まりからあったという者もいた。吹聴するその者も含め、その場の誰しもが「スペースキー」を持つ者たちであった ーー

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「【スペースキー】は偏在する」。 闘いに疲れたある老兵は「キャプスロック」老舗のバー「デッドロック」でそのように語った。

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「私が諦めたとしても、決して私のスペースキーは私を離そうとしないのだ」「宇宙は常にスペースキー」を求めている。老兵の独り言は続いた。

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宇宙の寿命があるとしたら闘いの終わりだろう。バーにたむろう【元】物理学者は言う。かつての宇宙がどうなるかという議論はただただ戦いが長引いた先にあるであろうという仮説に過ぎないというのだ。

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【自称】物理学者は、いつの世代のどの文明の学者なのか知るすべはなかったが ーー 答えを聞けたとしても誰も分からないたろう ーー もっともらしいことで訪問者に語ることを趣味にしているようだった。

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「どこが安全かって?このバーさ。どうしても「ポイントゼロ」に行きたいなららうちにきな。連れて行ってやる」。 再びバーに現れた者はおらず、仮にいたとしても同じ文言を話す古典的 AI のように成り果てていた。

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彼らはみなスペースキーを持っていない。 「ノースペーサー」と呼ばれる者たちである。争いを好まず争いを避けるためには手段を問わない ーー そのような集団であると老兵は語る

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苦労の末たどり着いた者の中には、自身の「スペースキー」を手放す者たちがいる。厳密には失う事はできないが、それ故にキーを奪われた者は「キャプスロック」から離れることは出来なくなっていた

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「ノースペーサー」は同類を求める。個々人がキーを所持しないことにより、成り立つ集団。所属するか否か意思に関わらず、一つの使命を帯びたかのように行動するようになっていた。

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「ノースペーサー」の中でも自身の意識を持ったまま行動する者もいたという。ここに、かつて勇気ある取材者がリアルタイムでライブした記録がある。

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取材者「なぜ自らの使命を放棄したのでしょう」
ある者「我々…いや、あくまで私の意思という形で認識できるのであるが…… おそらく我々は別の使命を共有しているのだ。自らの行動は何者かの、もしくは大いなる意志を体現するかのように発露する」

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取材者「そこに私でも参加できます。」
ある者「「あなたが何であれ、我々は歓迎する。」……おそらく私の意思・行動を翻訳するとこういうことなのだろう。」

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取材者「参加するにあたら何かリスクはありますか。」
ある者「あなたは分かっているだろうが、ないとしか答える私、いや我々は答える以外の選択肢は持たない。結果的に。 ただし、あなたの持つ「スペースキー」は「借りる」ことになる」

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取材者「ありがとうございました。これはほんの気持ちになります」
何か押下可能なデバイスが差し出されていた。その取材者がキャプスロックにたどり着いた頃からの長年の記録は、それ以降残っていなかった。

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『キャプスロック』より抜粋

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スペースバーとは宇宙の棒である

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ジャバダウンロード棒とは宇宙のジャバの真理を得るものである

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ジャバとは何なのか?己のスペースバーに聞いてみるといい。幸運もしくは不運にもスペースキーである者は「キャプスロック」へと導かれる。否応なしに ーー

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