「どの世界の人間に見える?」
— ト (@toby_net) September 17, 2018
「(面倒くさい質問だ)」
「思ったままでいいからさ」
「C-42 ですか…」
「エーッ! C-42! C-42 かぁ。
おじさん、まいったなぁ。
実は C-430 なのよ。C-42 に見えるか〜」
「すごい?です…たぶん…(どこ世界?)」
「おじさん、どの世界から来たか分かる?」
— ト (@toby_net) September 17, 2018
「(またか…) C-428 ですか?」
「おしい! おしいな〜、 C-430 ね」
「はぁ」
「そして、未来からお前自身だ!」
「(ここ、C-430 だったんだ)」
「あ、おじさん。この間はどうも。」
— ト (@toby_net) September 17, 2018
「おっ、C-430 ?」
「この前のおじさん…?ですよね」
「知らねえよ。俺は C-42 だよ。」
「(誰だよ…)」
「…C-42 の俺自身ですか?」
「はぁ? 俺って誰?」
「オッ、誰だっけ? 元気?」
— ト (@toby_net) September 17, 2018
「C-430 の今の誰かです。」
「誰かか〜。」
「そういえば、C-430 の未来の俺見かけませんでした?」
「誰だよ、それ」
レストランにて
— ト (@toby_net) September 17, 2018
「1名でお待ちの C-430 さま、カウンター席の方へ」
「「はい」」
「どちらが C-430 さまですか」
「「俺です」」
「では、2名さまに変更ということで…」
「「いえ、一人です」」
ジャバにて
— ト (@toby_net) September 17, 2018
「こちら C-42。これより、ジャバボタンを回収する。」
「こちら C-43。了解した。健闘をいのる。」
防護服に身を包んだ人間が、ウェブサイトの画面にあるボタンをつまもうとしていた。
「馬鹿な! 画面にジャバボタンがあらわれない!おかしい!こんなはずでは!」
— ト (@toby_net) September 17, 2018
「こちら C-43。 おちつけ。ここ C-430 では画面のボタンはつかめないようだ。」
「では一体どうすれば…」
「いい考えがある。C-430 にはサイトとは別の、物理ジャバボタンがあると聞いたことがある。」
「こちら C-42。 よしではさっそく調査してくれ。」
— ト (@toby_net) September 17, 2018
「こちら C-43。 …発見した。どうやら日本にあるらしい。」
「日本だと!? C-430 にはまだ日本が残っていたのか。」
「その通りだ。」
日本が現存していた影響か、ジャバボタンは独自の発展を遂げていた。 その代わりか、他の世界では取得可能なジャバボタンがブラウザには生成されないのであった。何という運命のイタズラであろうか。
— ト (@toby_net) September 17, 2018
C-4X系から、ジャバボタン回収部隊が日本へ派遣され、多数の時間軸の C-430 とぶつかるのはらそう長くはない先のことであった。
— ト (@toby_net) September 17, 2018
『C-430 におけるジャバボタン観察記録』より抜粋
— ト (@toby_net) September 17, 2018