「月に50万円稼げるビジネスがあります。」
— [編集済み] (@toby_net) October 3, 2017
「私の代わりにやって下さい。50万円のうち45万円は差し上げます。毎月 5万円を下記口座に振り込んでください。」
「私にはそのビジネスをする時間がありません」
— [編集済み] (@toby_net) October 3, 2017
「では、あなたの時間を収益の8割で買います。残り2割は下記口座に振り込んで下さい。」
「実は私はすでにそのビジネスをやっているのです」
— [編集済み] (@toby_net) October 3, 2017
「では、あなたと私の代わりにやってくれる人を見つけてください。毎月50万円は三人で山分けです。私の分は下記口座に振り込んで下さい。」
「あなたはやらないのですか」
— [編集済み] (@toby_net) October 3, 2017
「そうではありません。あなたが、私とあなたの代わりにそのビジネスをやる人を三人見つけてくるだけでいいのです。そうすれば、あなたは働かなくてよくなります。毎月の振込先は以下の口座です。」
「私にはそんなこと…」
— [編集済み] (@toby_net) October 3, 2017
「大丈夫です。あなたなら出来ます。もし不安ならば、よいお守りがあります。私も使っています。ほら聞こえるでしょう。」
ジャバ…ジャバ…ジャバ…
「そのジャバ…いやお守りがあれば、うまく行きますか。」
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「必ずしもそうではありませんし、最終的にはあなたの行動しだいです。ですが… 私はこのお守りを使っています。」
さらにフードーの男は続けた。
「ある方に譲っていただいたお守りで、手作りらしく。これが最後かもしれません。ちょうどあと一つだけありますが、どうでしょうか。」
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「いえ、私は欲しいわけでは…」
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「あなたが買う必要はありません。こあなたのビジネスを紹介するときに、お守りと称してこの紅いボタンを付けて下されればよいのです。」
フードの男は低い声をさらに響かせて続けた。
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「もし必要ならば必要なだけ、このボタンをお貸しします。その代わり、あなたの紹介が成功するたびに、5万円を下記口座に振り込んでくださればいいのです。このチャンスはいましかありません。」
すかさずフードが押下した紅いボタンからは、「イマシカアリマセン!」と声が発せられていた。
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『ジャバボタン・ビジネスの実態』より抜粋
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