骨のある開発室

「このプロジェクトは間に合わない… マネージャー氏は分かっているのだろうか?」
「仕方がない。開発環境をジャバに変える」マネージャー氏が口を開いた。

— あなたとネットフリックス (@toby_net) February 17, 2017

「!?」
「ジャバにすれば人が集まる… 100人集まれば、千人力……」
「(マネージャー氏がジャバ病に掛かった…)」

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「ジャバッ!ジャバッ!」
このように、マネージャー氏が正気に戻ることはなかった。

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代わりに入った新マネージャー氏はさっそく、Haskell開発者を募集。と集まった人間にジャバをかかせ、無事に最初の納品を乗り切ったのだ。

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ハスケル経験者はphpを書かせられ、多くはやめて行った。そんな中、ジャバで一から作り直されたプロジェクトでは、ジャバ開発者が集められていた。

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ジャバ開発者が100人集められた。新マネージャーもジャバ病をこじらせていたのだ。第二リリースはどうなったかはご想像におまかせしよう。

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「開発者を100人集めれば千人力」、これが問題だったのか、ジャバが問題だったのか、あるいはハスケル開発者が書いたジャバがジャバで無かったのか、あるいはその全てか。

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ある日、ガランとした職場にジャバジャバという音声が響いていた。

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実のところ、契約書なしに働かされていた、ハスケル開発者に給与は支払われておらず、焼肉を奢られていたのみであった。

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ハスケル開発者からの訴えをきっかけに、会社のよく分からない様々な問題が明るみに出る。壁からは白骨死体が見つかった。

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当初は何があっても離れなかった開発者も死体をきっかけに、次々に辞め、開発室から人間は居なくなっていた。

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骨の出土の中、新マネージャーだけは開発室に残り、朝早く出社しては夜遅くまでジャバジャバ言うのであった。

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『骨のある開発室』より抜粋

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