プログラマになりたい人の足に『型システム入門』を鎖で繋ぎ、海に沈め、読破できたものだけが、プロになれる
— 超越的小学二年生 (@toby_net) December 22, 2017
シッ! これから ジindleに届いてた 『ジャバの奇妙なダウンロード』(略して、ジャダ)最新巻を読むので、静かに
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これが少年漫画なら、おまえは修行中に鎖の先の『型システム入門』が読破できずに死んでた
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「型をマスターしたい!」という強いモチベーションが、『型システム入門』をブックタワーに積むのだ。
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「ガボガボ…(『型システム入門』だって? それ以前に、パソコンどころか、息すら続かねえ!)」
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「フッ、水中コンピューティングすら、ままならぬとは。今死なずとも、近いうちに死ぬだけだな…」
「ガボ…ガボ…(もう息が)」
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「仕方ねえ… 俺のジャバボタンを使え」
トサカのような髪型の男は、スーツから紅い棒を取りだすと、あなたの口にはめ込んだ。
「スー、ポコポコ(息ができる!)」
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「先に上がっていろ」
「モゴモゴ(ジャバボタンにこんな使い方があったなんて!?)」
「俺はもう少しインターネットをしてから上がる」
激しく水しぶきを上げ、ジャババと顔を左右に振るあなた。プログラマーになるのは、こんなにも大変なのか、と。思い詰めた様子を隠しきれなかった。
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なぜか、先に上がっていたトサカの男が、上半身を浮かべたまま腕を組んでいる。
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「いいか、ジャバボタンは人の命を救うこともある」
ビシっとトサカの男は、片手のジャバボダン(以下、ジャバボ)を見せつけると、扇のように開き出した。どうやら、複数のジャバボがあるようだ。
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「どのジャバボタンも別々の機能がある。それも一つに一つずつではない!」
「今日やった水中用ジャバボタンは、おまえにくれてやる」
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「い、いいのか!? 宝具の一つでは…」
「… お前のためではない。これ以上、『型システム入門』をダメにされては、たまらぬからな」
くやしさと、ありがたさと、ヤらねばという複数の気持ちが、あなたの中を駆けめぐった。思わず、握りしめた宝具からは、「あなたとジャバ」と低い音声が鳴り響くのであった。
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『ジャバの奇妙なダウンロード』より抜粋
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