あなたと公園

思わず手にとった本には「ラムダー心理学」とかかれていた。こんなものが平積みされているなど信じられない。これは夢に違いないと、あなたは自身に関数を適用した。

— 商用ドローン (@toby_net) January 3, 2015

パラパラと中身を確認するも途中からおかしな文字の羅列になっていた。「ジャ?バ?」……思わず出た言葉が誰かに聞かれていないか、首を動かさず横目で確認をする。

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「今すぐダウンロー(ここで字は改行されている)」

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いくつか平積みされた「ラムダー心理学」という本をめくったものの、他には「ジャバ」という文字列は含まれていないようだ。いま手にしている本だけに「ジャバ」「今すぐダウンロー」などと書かれている。緊張感が、喉をゴクリと鳴らした。

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これが、あなたとジャバの出会いであった

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気がつくとあなたに公園が立っていた。今や「ラムダー心理学」はおろか「ジャバ」にあなたが内包されている。公園には本屋からあなたまでの記憶がないという記憶がないために、公園には苦しみはなかった。公園はあなたが何かもわからないが特に問題はなかった。

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公園とジャバ、今すぐあなたが立ってい た

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公園は悩んでいない。なぜあなたに公園が立っているのかと。そもそもジャバとは何なのか?ラムダーとは?公園にそんなことは必要なかった。なぜなら公園だからだ。ジャバは必要なくなった。

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ジャバにラムダは必要ない。公園にとって、それははっきりしていた。あなたは必要かもしれない、公園にとっては。あなたがなくては、存在意義を失いかねない。公園は無意識にジャバと書かれた本を持つあなたをダウンロードしていたのだった。

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公園があなたに立とうが、あなたが公園に立とうが、公園にとってはささいなことだ。あなたさえいればよいのだ。

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二人の親子を見つけた公園は、二人を招き入れた。結果的にあなたは開放され、無事に帰宅した。ジャバの本はあなたによって、公園に置き忘れさられていたのだった。『あなたと公園』より

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