タイトル不明 (あなたとジャバボタン)

「男の子ってこういうのが好きなんでしょ」そういって彼女はぼくのマウスを持つ手を操作し、ジャバをダウンロードした。

— ジャバ64ビット(勝利版) (@toby_net) 2015, 5月 9

ジャバの更新通知だ。ぼくは慌てて画面にでた通知を閉じようと、マウスに手を伸ばした。あっ。同じことを考えていたのか彼女と手の甲が触れる。

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恥ずかしさに、彼女の顔を見ることはできない。ぼくは、そのままマウスを手にとり、ジャバの更新を始めた。彼女の手に目をやると、何事もなかったようにコーヒーカップに添えられていた。

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「ジャバ」その声を聞いて、えっ、と思った。彼女が今、ジャバと言ったような気がした。

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「今、ジャバって言わなかった?」意外。先に質問したのは彼女の方だった。「えっ、」思わず口から声が漏れてしまった。「何でもない……」それ以降、彼女はというと口を閉じてしまった。

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「ジャバ」突然の声にぼくは彼女と顔を見合わせた。なんて顔だ。彼女もぼくを見て「なんて顔だ」と思っているに違いない。

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「もしかしてこれ?」彼女の目線の先には、ジャバボタンがあった。彼女はぼくが握っていたボタンに手を触れると…… (ここから先はジャバをダウンロードしてお楽しみください)

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