二人は恋人以上ジャバ未満の男女のような手つきでダウンロードをくりかえしている。セクシーな赤いボタンが艷やかに光る。
— Call by Need (@toby_net) April 5, 2015
女が男の上の赤いボタンを押下すると、今すぐにでもインストールできそうな勢いで、声が響いた。「ウーッ、ジャバッー、あなたと」
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インストールの過程で、麻薬のように何度も何度もおとずれるツールバーを拒否しながらも、本当は入れたいんじゃないのと 女は男に Ask していた。
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……これは夢だったのか。寝たままの状態であなたは羽織っていたローブで汗を吹いた。まさかジャバの夢を見るとは。
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夢ではなかった。横には、今にも押してしまいたくなるような赤いボタンが寝ていたのだった。あなたはその引き締まったボタンの角を軽く撫でると、ジャバをダウンロードするように押下したのだった。
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その時である!ジャバボタンが2つに割れる!男はボタンとボタンの間に挟まる!閉まる!数秒後の男は原型を留めていない!なんと、殺人ボタンだったのだ!
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赤いジャバボタンは男の血でさらに紅く染まった。何事もなかったかのように、ボタンはホテルを出ると夜の街へ消えていくのであった。 『紅いジャバボタンには気をつけろ』より
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